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VINTAGE ARCHIVE

2021

EXCELLENT · 優秀

春から夏にかけて涼しい天候が続き、成熟が遅れた。台風の影響で9月上旬に強雨があったが、その後は晴天が持続。遅摘みを選択したワイナリーで秀逸なワインが生まれた。

REGIONAL RECORDS — 2021

EXCELLENT

北海道(余市)

収穫期

10月5日 10月25日

降水量

960 mm

WEATHER SUMMARY

春から夏にかけて涼しい天候が続き、成熟が遅れた。台風の影響で9月上旬に強雨があったが、その後は晴天が持続。遅摘みを選択したワイナリーで秀逸なワインが生まれた。

HIGHLIGHTS

  • +

    遅摘みぶどうの複雑な香り

  • +

    酸が高く長熟タイプのヴィンテージ

  • +

    ケルナーの品種個性が最大限に発揮

CHALLENGES

  • 9月の台風による降雨と房の腐敗リスク

  • 成熟遅延による収穫時期の決断の難しさ

2021年は私たちの信念が試された年だった。9月の台風でほとんどのワイナリーが早摘みを選んだが、私は待つことにした。10月下旬まで待った結果、Dom Grisは2021年に別の次元に達した。

ドメーヌ・モン

GOOD

山梨(甲州)

収穫期

9月1日 9月28日

降水量

1280 mm

WEATHER SUMMARY

梅雨が長引き、7月末まで降雨が続いた。その後急速に天候が回復し、8月から9月にかけて高温乾燥が持続。最終的なぶどうの品質は良好だったが、うどんこ病との戦いが続いた。

HIGHLIGHTS

  • +

    高温乾燥後のぶどうの回復力

  • +

    甲州種の柑橘系アロマが際立つ

CHALLENGES

  • 長引く梅雨によるうどんこ病・べと病の圧力

  • 降雨後の急速な乾燥による裂果

挑戦的なヴィンテージだったが、だからこそ自然派農法の強さを実感した年でもある。ガメイは梅雨に耐えたぶどうで、その逞しさがワインの奥行きになった。

ドメーヌ・オヤマダ

GOOD

長野(千曲川)

収穫期

9月25日 10月15日

降水量

1020 mm

WEATHER SUMMARY

千曲川流域では比較的安定した気候。梅雨の影響を受けつつも、標高の高い畑では乾燥が続いた。収穫期は晴天に恵まれ、シャルドネとメルロが良好な結果を出した。

HIGHLIGHTS

  • +

    標高の高い畑での酸の保全

  • +

    メルロのエレガントな仕上がり

  • +

    アンフォラ熟成ワインの複雑性が高い

CHALLENGES

  • 梅雨期の多雨によるカビリスク管理

梅雨が長かったが、標高1,200mの畑はほぼ無事だった。2021年のシャルドネはアンフォラで熟成させたが、その選択が功を奏した。塩気と果実味のコントラストが美しいワインになった。

フェルム・ラ・ネージュ