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VINTAGE ARCHIVE

2023

EXCEPTIONAL · 例外的

春の遅霜が4月下旬に発生したが、その後は安定した晴天が続いた。夏は平年より気温が高く、オホーツク海からの涼風が過熟を防いだ。収穫期の9月は乾燥した晴天が持続し、

REGIONAL RECORDS — 2023

EXCEPTIONAL

北海道(余市)

収穫期

9月20日 10月10日

降水量

820 mm

WEATHER SUMMARY

春の遅霜が4月下旬に発生したが、その後は安定した晴天が続いた。夏は平年より気温が高く、オホーツク海からの涼風が過熟を防いだ。収穫期の9月は乾燥した晴天が持続し、理想的な成熟を実現。

HIGHLIGHTS

  • +

    収穫期の理想的な乾燥条件

  • +

    ピノ・ノワールの完熟度が過去5年で最高水準

  • +

    ケルナーの酸・糖度バランスが秀逸

CHALLENGES

  • 4月下旬の遅霜による一部芽の損傷

  • 夏の高温による発酵管理の難しさ

2023年は余市にとって歴史的なヴィンテージになりうる。遅霜の心配をよそに、収穫期の完璧な条件がすべてをカバーしてくれた。ピノ・グリの複雑さは、私がこれまで見た中で最も美しい。

ドメーヌ・モン

EXCELLENT

山梨(甲州)

収穫期

8月28日 9月25日

降水量

1100 mm

WEATHER SUMMARY

春から初夏にかけて雨量が多く、うどんこ病のリスクが高まった。7月以降は晴天が持続し、盆地特有の高温条件がぶどうの凝縮を促進。9月の適度な降雨が最終局面での肥大を助けた。

HIGHLIGHTS

  • +

    甲州種の芳香成分が豊か

  • +

    ガメイの色素が例年以上に深い

  • +

    早摘みによるフレッシュスタイルが際立つ

CHALLENGES

  • 6月の連続降雨によるうどんこ病管理

  • 盆地の高温によるアルコール度数の上昇傾向

梅雨が長かったが、丁寧な葉面管理で乗り切った。ガメイの収穫は9月初旬に前倒ししたが、これが結果的に正解だった。BOW!の色は過去最高の美しさだと思う。

ドメーヌ・オヤマダ

EXCELLENT

長野(千曲川)

収穫期

9月15日 10月5日

降水量

950 mm

WEATHER SUMMARY

千曲川流域では春の安定した気候から好スタート。夏は高温・少雨で、標高1,000m超の畑が力を発揮した。昼夜の寒暖差が20度を超える日も多く、酸の保全に理想的な条件が続いた。

HIGHLIGHTS

  • +

    メルロの果実味と酸のバランスが優秀

  • +

    シャルドネのミネラル感が際立つ

  • +

    収穫期の寒暖差が例年以上

CHALLENGES

  • 8月の局所的な雹害(一部畑に限定)

  • 高温による白ワイン用品種の酸度管理

標高1,200mの畑では、9月に入っても夜間気温が8度まで下がった。この冷涼さがシャルドネの酸を守ってくれた。2023年は私のワイナリー史上、最も長く熟成できるヴィンテージになるはず。

フェルム・ラ・ネージュ